肝硬変

肝障害が進行した結果、線維化(コラーゲンなどが増加し肝臓が硬くなること)が起こることを肝硬変といいます。さらに進行すると慢性肝疾患(慢性肝炎)アルコール性肝障害など)に陥ります。しかし、重症でなければ普通に生活を送れますし、病気の進行も抑えられますので悲観しないようにしましょう。

肝硬変の症状・原因

初期(代償期)は自覚症状がありませんが、進行(非代償期)すると、腹水(お腹に水がたまってカエル腹のようになる)、下肢のむくみ黄疸意識障害(肝臓で分解できないため、血中アンモニアが増加して起こる)、下肢のけいれん(こむらがえり)などの症状が出てきます。他にもいくつかの症状がありますが肝硬変だけにみられるとは限りません。クモ状血管腫 前胸部や首などに、小さなクモが手足を広げるような血管が浮き出てきます。ガラス板などで押すと消えます。

手掌紅班 手のひらの盛り上がった部分にまだらな赤い斑点ができます。

女性化乳房 男性の乳房が女性のようにふくらみを増し、痛みを伴うことが多くあります。

腹壁静脈怒張 へその当たり周辺に静脈が膨れて浮き上がります。

出血傾向 肝臓で合成される血液凝固因子や血小板が減少して出血します。

日本では、慢性肝炎から肝硬変へと進行することが多く、原因としてはC型肝炎が約50%、B型肝炎が約20%、アルコール性肝障害が10数%の割合となっています。C型肝炎では急性肝炎から慢性肝炎に進行するのに10数年、慢性肝炎から肝硬変へと進行するのに20~30年かかります。そのため肝硬変は高齢者に多いです。一方、B型肝炎はというと母児間感染が多いため若年者にも肝硬変になる可能性があります。

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