脂肪肝の漢方療法

脂肪肝は、大酒家や過食の人、高脂肪の食物が好きな人に多いものです。1 しかし、特徴的な症状がありませんから、一般に漢方では、肥満タイプで、肝臓がはれて大きくなっている場合には、脂肪肝を疑って、次の処方を用います。

小柴朝湯
大柴胡湯を用いる人よりも体力が弱く、胸脇苦満も軽く、舌には自苔があって、口が苦かったり、粘ついたりし、便秘がないのを目標にして、脂肪肝に用いるとよいものです。みずおちがつかえて吐きけを訴えるときにも効果があります。

大柴胡湯
体力、体格ともにりっばな見ばえのするタイプで、脈も腹も力があるものに用います。自覚的にもみずおちがつきようきようくまんかえて、胸脇苦満が強く、ベルトや帯を締めると苦しく、便秘がちというものが目標です。また、口の渇き、黄痘があるときはイン陳と楯子を加えます。便通がよいときは、大黄を除いて用います。この処方を服用しているうちに、しだいに肝臓のはれがとれて、胸脇苦滴がなくなり、全身的にも元気になってきます。

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