肝硬変のツボ刺激
◇肝硬変のツボ刺激
肝硬変は、現代医学でも決め手になる治療法はありません。高タンパク・高カロリーの食事療法がいちばんの治療法といわれ、本人が十分に注意して生活していくことが要求されます。現代医学でもなかなか効果の上がらない病気に対しては、ツボ刺激は病人の体力や病気に対する抵抗力を強め、肝臓病にあらわれる食欲不振、だるさなどの一般症状の軽減をはかることを試みます。実際に東洋医学に論拠をおくツボを対象にした治療法を根気よく続けることで、現代医学の効果もまた加重してくることが多いのです。
ツボ刺激は、後ろくびの天柱、ひじの曲池、背中のけついん愈、心愈、腎愈、肝愈、志室などがボイントになるます。天柱と曲池は、肝硬変にみられる精神・神経症状を抑えるツボです。蕨陰愈と心愈は、腹水、吐血や下血、クモ状血管腫や手掌紅斑など心臓血管系の症状を予防し、症状があればその改善をはかります。また、肝愈と胆愈は文字どおり肝臓、胆嚢のツボであり、腎愈、志室は腎を補強するツボです。
体の前側では、巨ケツ、期門、章 門を処置します。これらのツボは、みずおちから脇腹にかけての、つかえとかたさをやわらげるツボです。なかでも、9番目肋骨の先端にある期門〈特に右側の期門)は重要です。おなかでは、へその両側の青魚は腎を補強するツボですから、肝硬変のツボ刺激には欠かせません。足では、太衝、丘墟、外丘、中部がツボどころです。太衝は肝臓に、丘嘘は苦から活用されるツボですし、外丘と中都は、肝臓と胆嚢に関する急性症状を軽減させるツボです。ツボ刺激をするときは、後ろくびや背中は両手の親指で、前側はマッサージしたあと、凝滞を除いた四指で静かに指圧します。腹水やむくみが強いときは、指圧は避けて、それぞれのツボをマッサージしてください。そのほか、心愈、肝愈、
腎愈、期門の四つのツボを対象に、知熱灸かショウガ灸、ニンニク灸などの灸療法を続けるとよいでしょう。その際は、米粒大打もぐさを一つのッボに3〜5壮(回)、毎日1回ずつ3週間続け、その後1週間ほど休んで、また3週間続けるという繰り返しで、賀よく行います。
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