慢性肝炎の治療方法
◇慢性肝炎の治療方法
食事療法と薬物療法と慢性肝炎の治療は大きく二つに分けることができます。
◇食事療法
食事療法としては、高カロリー・高タンパク・高ビタミン食が基本です。理由は、肝臓でタンパク質の合成を行うこと、そして、障害された肝細胞を修復するためには、タンパク質が必要であるためです。慢性肝炎の人はエネルギーの代謝が盛んであるため、健康な人よりも多くのエネルギーを必要とします。ビタミン類を十分補充することも肝臓の働きのため重要です。タンパク質ばかりに注目してしまうと食事全体のバランスがくずれ、偏った食事になってしまいます。いろいろな食品をバランスよくとることが大切です。最近では就寝前食もすすめられるようになりましたが、主治医と十分に相談のうえ行ってください。
◇運動療法
自覚症状のない場合、運動療法を行います。今までは安静が重要であるとされていたので行われるようになったのは最近です。ウォーキングなど持久力をつけるような運動を30分くらいすることが重要であるといわれています。しかし、食後すぐに行うのは好ましくありません。なぜなら、食事のあとすぐに体を動かすと肝臓への血液量が減少するためです。肝臓への血液量を維持するためには、食後30分ほど安静をとることが必要です。横になることができればなお良いでしょう。
◇薬物治療
慢性肝炎の薬物治療は二つに分けることができます。一つ目は、原因ウイルスに対する治療、もう一つは、肝機能検査値を抑える治療法です。
◇ウイルスに対する治療法
ンターフェロン治療は、現在広く行われていて、B型肝炎、C型肝炎のどちらであっても、治療効果をある程度予測することが可能です。
投与方法は、B型肝炎の場合には、4週間、毎日投与するのが一般的です。C型肝炎の場合には4週間から8週間毎日投与を行い、その後は、4ヶ月から5ヶ月の間は週3回の投与を続けます。インターフェロンは副作用も強く、必ずしも満足な効果が得られるものではありません。最近は、ビバビリン併用インターフェロン治療が行われるようになりました。それによって、治療効果も改善されました。週一回のペグインターフェロンも保険で行えるようになったので、治療前に主治医に相談してみるといいでしょう。
その他にも、B型肝炎の治療薬には、抗ウイルス剤であるラミプジン、免疫調節剤であるプロパゲルマニウムがあげられます。
◇肝障害に対する治療法
肝障害を抑制し、肝臓病の進行、肝硬変への移行、癌細胞の発生を抑える治療法で、ウルソデオキシコール酸や強力ネオミノファーゲン(グリチルリチン製剤)などを用います。
最近では、その他にも瀉血療法(月に一回程度200mℓの血液を抜く)が有効だと指摘されています。いずれにしても、病気の進行を抑えるためには、トランスアミナーゼ、(GOT・GPT)値を60IU(単位)前後に抑えることが重要です。しかし、肝機能検査に一喜一憂しないことであるため、定期的に血液検査を受け、ときには腹部超音波検査(エコー)やCT検査を受け肝臓の状態を確認することが大切です。
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