急性胃炎
現代人によく見られる病気です。
すぐに治ってしまうものから、重いものまで症状は様々。胸がむかむかしたり、胸やけが苦しいなどは、
急性胃炎の初期症状としてよく上げられるものです。
身近な例として、食中毒の時などは、熱が出たり、下痢を起こしたりします。また胃の粘膜の炎症が激しい時は、激痛や吐血を伴います。
急性胃炎原因
急性胃炎の原因としては大きく7つに分けられます。
①食事
→過食、香辛料(からし、七味とうがらし、激辛カレーなど)、漬物(キムチ)。
②アルコール性
③薬物
→非ステロイド系消炎、鎮痛剤(アスピリンなど)、ステロイド剤、抗がん剤など。
④腐食性
→塩酸や硫酸などの強酸なものや、アルカリの強いもの、四塩化炭素、ヒ素、パラコートなど。
⑤感染性
→サルモネラ菌、ボツリヌス菌、病原性大腸菌による細菌性食中毒などやサバ、イカなどに寄生しているアニサキス幼虫によるもの。
⑥放射線
→肺がんやその他の治療で放射線治療を受けたときなど。
⑦ストレス
→熱傷(やけど)、中枢性疾患、敗血症などによる身体的ストレスによるもの。
→仕事、受験、家庭内など様々な精神的ストレス。
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急性胃炎の治療
急性胃炎の症状によって大きく次の3つ(食事療法・薬物療法・漢方療法)に分けられます。
<食事療法の場合>
●一般的には
→食事回数や食事の量を減らします。
●重症には(吐血など)
→絶食が必要となります。絶食までいかない場合でも、刺激物や油物などはやめて、消化の良おかゆなどをを選んで下さい。食べる時も、すぐに食べるのではなく、熱くないお湯や薄い番茶で胃をならしましょう。
●食中毒には
→高熱のせいで、脱水症状を起こした場合は、点滴が必要な場合あります。
●病原性大腸菌には
→細菌が持っている毒が体の中にまわらないように早期治療が必要です。
●腐食性には
→胃の内容物を吐き出させ、体内に吸収されないようにする必要があります。胃の洗浄が必要になるので、早急に治療を受けたほうがいいです。
●その他
→禁酒禁煙も大事です。
<薬物療法の場合>
主に、胃酸分泌抑制剤、胃粘膜保護剤、制吐剤、消化剤などが使われます。精神的ストレスの場合は、精神安定剤などが使われます。
<漢方療法の場合>
急性胃炎の治療にとても有効です。以下の5つをご紹介します。
黄連湯(おうれんとう)
→比較的体力のある方にオススメ。腹部のちょっと上の方に、にかなり激しい痛みがあり、吐き気があったり、、胃の重苦しさ、食欲不振などにに効果があります。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
→黄連湯を用いる場合と症状は似ています。これも比較的体力のある方にオススメです。軽い胃痛があり、おなかがゴロゴロ鳴るという方に効果的です。
三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
→日ごろから便気味の方が、胃が張って痛みがある時や、吐血した場合に用います。赤ら顔でのぼせ感があり、イライラして落ちつかない時にも効果を発揮します。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
→三黄瀉心湯と同じ症状の時に用います。こちらは便秘傾向のない方にオススメです。
安中散(あんちゅうざん)
→虚証の人の急性胃炎に用います。食事に関係なく、みずおちに痛みがあったり、甘党の方にオススメです。
ツボ刺激
痛みにあったツボを刺激することで、激しい胃の痛みや吐き気などの症状を一時的に抑える効果があります。
<腹部のツボ>
みずおちの鳩尾(きゅうび)、その下の巨闕(こけつ)、みずおちとへその間の中脘(ちゅうかん)、へその両側の天枢の以上4つがあります。
<背中のツボ:>
●胃痛や吐き気を抑えたい時
第9胸椎の下の肝兪、第11胸椎の下の脾兪、第12胸椎の胃兪の3つがあります。吐き気防止には、のど元の天突と背中の第7頚椎下の大椎を刺激します。
●冷え症を何とかしたい時
腕の内関、足の梁丘、足三里、足の甲の衝陽、足の内のくるぶしの上の三陰交(さんにんごう)を刺激します。特に足三里は、胃の働きを良くし、冷え性の他にも、体のだるさ、せき、のぼせなど多方面に効きます。健康長寿のツボとも言われています。
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