涙の構造と役割

目の涙器

は、3つの層によって構成されています。最も深い角膜の表面に接している部分は、結膜ある胚細胞か分泌されるムチンというものでおおわれ、このムチンの層には、主涙腺から分泌される水分層があります。

さらに外界と接する最表層には、眼瞼部にあるマイボーム腺から分泌されるあぶらの層があり、の表面から水が蒸発するのを防いでいます。正常の状態でのの量は1日に7~10mlくらいと考えれています。涙の生理的な役割は、角膜の保護、または、角膜の表面を平滑に保ち、目に入ってくる光の乱反射を防ぐ役割があります。

角膜の乾燥を防ぐことはもちろん、外界からの小さな異物も洗い流します。には細菌の進入を防ぐ役割もあり、リゾチームや免疫グロブリンなども含まれています。

角膜は大気中の酸素を取り込んで呼吸していますが、は角膜への酸素の取り込みの橋渡しの役割もしています。の分泌量が少なくなると、角膜表層が直接、外界にさらされることになり、角膜は乾燥し、表面の乱反射が増して見えにくくなり、表面傷がつきやすくなります。

そうなると細菌感染の機会も多くなり、角膜潰瘍をおこしたりします。そして、ついには、角膜は透明性を維持できなくなり、白濁してしまいます。

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