涙の構造と役割
目の涙器
さらに外界と接する最表層には、眼瞼部にあるマイボーム腺から分泌されるあぶらの層があり、涙の表面から水が蒸発するのを防いでいます。正常の状態での涙の量は1日に7~10mlくらいと考えれています。涙の生理的な役割は、角膜の保護、または、角膜の表面を平滑に保ち、目に入ってくる光の乱反射を防ぐ役割があります。
角膜の乾燥を防ぐことはもちろん、外界からの小さな異物も洗い流します。涙には細菌の進入を防ぐ役割もあり、リゾチームや免疫グロブリンなども含まれています。
角膜は大気中の酸素を取り込んで呼吸していますが、涙は角膜への酸素の取り込みの橋渡しの役割もしています。涙の分泌量が少なくなると、角膜表層が直接、外界にさらされることになり、角膜は乾燥し、表面の乱反射が増して見えにくくなり、表面傷がつきやすくなります。
そうなると細菌感染の機会も多くなり、角膜潰瘍をおこしたりします。そして、ついには、角膜は透明性を維持できなくなり、白濁してしまいます。
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